カー・オブ・ザ・イヤーは「プリウス」! 実用車の殻を打ち破り発表から1年経過の不利も覆す
掲載 更新 carview! 文:編集部 28
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2023年のカー・オブ・ザ・イヤーが発表されました! 大賞はプリウスが受賞。
昨年11月の発表から1年近くが経過するなどインパクトでは不利な面があったものの、ふたを開けてみれば60名の選考委員の半数が満点を投じる圧倒的な強さを見せ、堂々の1位を獲得です。
以下、各賞の受賞車を公式の受賞理由とあわせて紹介します!
<受賞理由>
ハイブリッド車のパイオニアであり、長く牽引役、推進役を務め続けたプリウスが、5代目にしてついにその殻を破った。ハイブリッド技術が⼀般化した今、もはやそのシンボルである必要はなく、自らブレークスルーを図り新しいフェーズへ移行したのである。
首脳陣からはコモディティ化を進める案も出たが、それを覆したのは開発陣の熱意。クリーンな車というだけでなく、愛される車を目指した。
これまで空力性能最優先だったボディは、スタイリッシュなモノフォルムに大変身。Cd値では従来型に少し劣るものの、全面投影面積を減らすことでCdA値(空気抵抗値と全面投影面積を掛け合わせた数値)は従来型並みに抑えることに成功している。
その上で低重心化とロングホイールベース化を図り、動的性能の著しい向上を実現したことが高く評価された。操縦性はプリウス史上最も敏捷かつ正確なものに変貌を遂げ、スポーツドライビングが楽しめる。
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<授賞理由>
日本市場に相応しいコンパクトサイズでありながら、BMWらしい動的質感の高さを実現。パワー・オブ・チョイス。つまりユーザーのライフスタイルに応じてBEV、ガソリン、48Vマイルドハイブリッド・ディーゼルの3種類のパワーユニットが用意され、そのどれもがハイレベルな走行性能を獲得している点が支持された。
補助金を含めればほぼ同一のプライスレンジに収まるインポーターの努力も見逃せない。
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<授賞理由>
近年厳ついフロントマスクがブランド・ランゲージだった三菱が一転、愛らしく魅力的な表情を採用したことが評価された。しかも販売台数はekクロススペースの3倍強を達成。デザインが商品性の高さに直結する大切な要素であることを自ら証明してみせた。
同社にとってアイコン的存在でもあるデリカのモデル名を用いるだけでなく、外観面でも同じ世界観を共有した意義も大きい。
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<授賞理由>
「セレナはモノより思い出」の公約通り、脇役に徹するための数々のテクノロジーが高評価を呼んだ。ミニバンでありながら高速道路でハンズオフ可能なプロパイロット2.0を最上級グレードに採用。空力面ではミニバンの弱点である横風に強い細部処理を施す等抜かりない。
5ナンバー枠に収めながらタイヤサイズを拡大したにも関わらず、従来型並みの室内スペースを確保。 e-POWER用に新開発された3気筒1.4Lエンジンに対する評価も高い。
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※授賞理由は一部注釈を除き、リリース文を引用しています。
<おわり>
以下は10ベストに選ばれたその他のモデル(ノミネート番号順)
スバル クロストレック
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トヨタ アルファード/ヴェルファイア
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ホンダ ZR-V
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アバルト500e
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マセラティ グレカーレ
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フォルクスワーゲン ID.4
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写真:日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会、スバル、トヨタ、日産、ホンダ、三菱、ステランティス、BMW、VW
※一部は海外仕様の画像
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